スタンフォード・京都・アジア諸国とのダイアローグ 2013
-デジタルメディアが促す政治、経済、文化の変貌:アジア太平洋地域の経験と展望-
- 【趣 旨】
進みゆくIT革命は、世界中で経済活動や政治に大きな影響を与え、社会を変容させつつあります。
そして、IT革命が進むにつれ、「グローバル」と「ローカル」の概念の再定義を余儀なくされています。
ITの革新は本質的にはグローバルなスケールで展開されますが、各国の政治、経済、社会に与える
影響は、ローカルな環境や事情によって大きく異なります。
世界中の既存の新聞やテレビ等のメディアは、デジタルメディアの浸透によりビジネス
モデルの改革を強いられていますが、その形は各国一様ではありません。
FacebookやTwitterといったソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)、またYoutubeのような
動画配信・共有サービスは、人々の情報共有やコミュニケーションのパターンを根本的に変貌させていますが、
それらは各国において異なった影響を及ぼしています。
例えば、チュニジア、エジプト、そしてシリアで政権
移行をもたらした「アラブの春」と呼ばれる運動や、トルコの反政府デモにおいては、デジタルメディアは
それを促進するものでした。しかし、政府による精緻な検閲と物理的なネットワーク構造が確立している中国では、
デジタルメディアが同じような形で体制の変革をもたらすことはないでしょう。
このように、多様な政治・経済・文化を持つアジア太平洋諸国でのデジタルメディアの影響は、今後とも
大いに注目されていくことでしょう。
今年の「スタンフォード・京都・アジア諸国とのダイアローグ」では、スタンフォード大学
およびアジア各国から学者や政策立案の専門家、そして報道関係者が参集し、デジタルメディアがもたらす影響をめぐって、「デジタルメディア対従来のメディア」「デジタルメディアとアジアにおける政治変革」「社会変化と経済変革」「デジタルメディアと国際関係」といった問題について論じます。
公開シンポジウムでは、これらの専門家会議の結果を踏まえ、以下の識者が積極的に議論を交わします。
- 【日 時】
- 2013年9月13日(金) 17:00~18:30 (開場16:30)
- 【場 所】
- 京都市国際交流会館 イベントホール 地下鉄「蹴上駅」徒歩5分
- 【定 員】
- 200名(先着順。定員になり次第締め切り)
- 【参加費】
- 無料。
- 【言 語】
- 英語。日英の同時通訳あり。
- 【お申し込み】
- 受付を終了しました。
- 【主 催】
- 京都市、スタンフォード大学アジア太平洋研究センター(APARC)、スタンフォード日本センター
- 【後 援】
- 京都府、公益社団法人京都工業会、京都商工会議所
- 【登壇者】
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- <モデレーター>
- 青木昌彦氏 Dr. Masahiko Aoki
スタンフォード大学・京都大学名誉教授、スタンフォード日本センター共同理事長
- <パネリスト>
- チャンドラン・プレメッシュ 氏 Mr. Premesh Chandran
Malaysiakini.com CEO(マレーシア)
中村 伊知哉 氏 Dr. Ichiya Nakamura
慶應義塾大学メディアデザイン研究科 教授(日本)
胡 舒立(フ・シュリ) 氏 Ms. Hu Shuli
財新メディア 編集長(中華人民共和国)
ファクラー・マーティン 氏 Mr. Martin Fackler
ニューヨーク・タイムズ 東京支局長(アメリカ)
- 【事務局】
- 株式会社ポラリス・セクレタリーズ・オフィス内 skd officepolaris.co.jp
- 【通 訳】
- 株式会社サイマル・インターナショナル