【趣 旨】
救急医療が危機に瀕しています。高知県は、急性期医療に対応する一般病床の割合は少なく、医師の数も少ないのが現状です。救急医が不足する一方で119番通報は増加しており、現場の人々の献身的な働きにより維持されてるのが現状です。本格的な高齢化社会を迎えるにあたり、救急医療の再生が重要な社会的課題となっています。
高知医療再生機構では、総務省の「地域雇用創造ICT絆プロジェクト」の助成を受けて、ICTを活用した高知式救急医療連携システムを構築中です。救急患者の情報共有、クラウドによる情報の集中処理、モバイルによる遠隔コミュニケーションの緊密化などにより、救急医療の高度化と労働環境の改善を実現し、救急医療の課題解決を目指しています。
このセミナーは、上記事業の一環として開催するもので、高知県の地域医療が直面する課題を、行政や医療現場から語って頂くとともに、事業の概要をご紹介することによって、今後の事業展開についてご理解を深めて頂くことを目的としています。
高知発の「ICTによる地域救急医療情報連携システム」が全国に広がる第一歩となればと思います。
【日 時】
2011年 2月24日(木) 13:00〜17:00 (※終了しました)
【会 場】
高知市文化プラザ「かるぽーと」11階 中央公民館・大講義室
【参加費】
無料
【対 象】
ICT関連事業者 救急医療関係者の他、本テーマにご興味のある方
【定 員】
50名
【主 催】
一般社団法人高知医療再生機構
【後 援】
総務省四国総合通信局、高知県、国立情報学研究所
【連絡先】
セミナー事務局 株式会社ポラリス・セクレタリーズ・オフィス
kochi officepolaris.co.jp
【内 容】 

13:00- 開会挨拶曽根原 登 (国立情報学研究所・教授)
13:10-基調講演「地域ICT利活用の促進に関する取組について」
倉橋 誠 氏 (総務省四国総合通信局情報通信部長)
13:40-講演1「消防法改正と救急搬送における将来像」
長谷川 学 氏 (総務省消防庁救急企画室救急専門官)
14:05-講演2「わが国の救急医療体制について」
中野公介 氏 
(厚生労働省医政局指導課救急・周産期医療等対策室専門官)
14:30-講演3「高知県の救急医療体制について」
川内敦文 氏 (高知県健康政策部医療薬務課長)
15:05-講演4「へき地医療の現場における救急医療の問題点」
澤田 努 氏 (高知県へき地医療支援機構 専任担当官 医師)
15:30-質疑応答講演1〜4に関する質疑応答
15:50-講演と
デモ
「絆プロジェクトによる地方型救急医療情報連携システムの概要」
松本賀久 氏
(伊藤忠テクノソリューションズ株式会社情報通信事業企画室 企画開発部 部長代行)
16:35-質疑応答デモンストレーションに関する質疑応答
16:50- 閉会挨拶倉本 秋 (高知医療再生機構・理事長)